作品のテーマを探しているうちに、一日が終わってしまう。そんな日は「すごい場所」より、最後まで撮れる小さな出来事を探してみましょう。

「変わるもの」を3つ書き出す

空の机が片づく、豆がお湯でコーヒーになる、白い紙に絵ができる。始まりと終わりが違うものは、映像の流れをつくりやすい題材です。

「おしゃれな暮らし」のような大きなテーマは、まず「朝、机を整える30秒」に縮めてみます。撮影できる場所と時間、自分で繰り返せる動作がそろっているかも確認してください。

見せ場をひとつに絞る

机の片づけなら、道具を並べ終えた瞬間を見せ場にします。掃除用品の紹介や一日の予定まで入れると、短い作品の中心がぼやけます。

見せ場を決めたら、その前に何が分かっている必要があるかを考えます。散らかった机、道具を移す手、整った机。この3場面で意味が通るなら、それが最初の構成です。

撮れる条件で選び直す

候補を「今日撮れる」「許可や協力が必要」「今は難しい」に分けます。最初は、今日撮れる題材から始めると完成まで進めやすくなります。

人の持ち物や室内が写る場合は先に確認し、見せたくない書類などを片づけます。撮り始めてから困る条件を、企画の段階で減らしておきましょう。

今日の練習:3場面を撮る

始まり・途中・終わりを、それぞれひとつずつ撮って並べます。音楽や字幕を足す前に、何が変わった映像かを説明できるか見てください。

伝わらなければ題材全体を変えるより、足りない場面をひとつ追加します。「道具を戻す手元が必要だった」のように、次の撮影につながるメモを残しましょう。