別々に撮った場面をつないだら、カップの位置が飛び、手に持つものが変わっている。こうした違和感は、撮影時の小さな記録で減らせます。

道具と被写体の状態を残す

机の道具の位置、袖の長さ、飲み物の量など、前後で変わる要素を確認します。広い画からアップへ切り替える前に、状態を写真で残すと役立ちます。

特に食べ物や書き込みは元に戻しにくいため、どの状態を先に撮るか決めておきます。撮影順を決めるときから意識しましょう。

動きの始まりと終わりをそろえる

右手で持ち上げた道具が、次の画で左手に移っていると、別の動作に見えることがあります。同じ動きを別の距離で撮る場合は、使う手と置き場所をそろえます。

演者に速さまで無理に完全一致させる必要はありません。繰り返せる自然な動作を決め、撮影のたびに確認する方が進めやすくなります。

カメラの位置を急に反対へ移さない

人や物の動く向きが急に反転すると、空間の関係を追いにくくなります。まず同じ側から距離や高さを変えて撮り、方向の変化を抑えてみましょう。

反対側を見せたい場合は、全体が分かる画などを挟む方法もあります。決まりを守ること自体より、見る人が位置関係を理解できるかで判断します。

今日の練習:2カットをその場でつなぐ

道具を持ち上げる動作を全体と手元で撮り、簡単に並べて見ます。手の位置、道具の状態、動きの方向の3点を確認してください。

違和感を見つけたら、編集だけで隠そうとする前に撮り直します。現場で確かめると、次から何を記録すべきかが具体的になります。