現場ではたくさん撮ったのに、編集すると説明に必要な場面がない。撮影リストは、撮る量を増やすためでなく、必要な場面を取りこぼさないために使います。

「何を伝えるカットか」を書く

道具の紹介なら「道具」「手元」だけで終えず、「大きさが分かる全体」「使い方が分かる手元」「仕上がりが分かる完成形」と書きます。

各カットに役割があれば、似たアップばかりを撮るのを避けられます。映像を見た人に何を理解してほしいかから逆算しましょう。

必須と余裕があれば撮るものを分ける

説明に欠かせない場面に丸をつけ、それ以外は追加カットにします。時間が押したとき、雰囲気のある映像より先に必須カットを確保できます。

一例は「全体・操作・結果」が必須、「光の反射・周囲の風景」が追加です。作品の目的によって優先順位は変わるので、撮影前に決めます。

撮影順と確認欄を足す

一覧に「場所」「必要な道具」「音の有無」「撮影済み」「再生確認」を足します。撮れたつもりでも、ピントや音に問題があることがあります。

撮影済みと確認済みは別のチェックにしてください。移動や片づけの前に必須カットを再生すれば、その場で撮り直せます。

今日の練習:6カットだけの一覧をつくる

身近な作業を題材に、6行の撮影リストを書きます。各行を「場面/役割/距離/必要な音」の4項目で埋めてみましょう。

撮り終わったらリストの順でなく、完成映像の順に並べます。つながらない箇所があれば、追加すべき場面を具体的に書いて次回へ残します。