絵コンテは、絵のうまさを見せる資料ではありません。現場で「次に何を撮るか」を迷わず決めるためのメモとして使ってみましょう。

四角の中に主役の位置を書く

紙に四角を3〜6個描き、人物なら丸と棒、道具なら簡単な形を入れます。画面のどこに主役がいるかが分かれば十分です。

四角の下には「机全体」「右手のアップ」のように距離を添えます。被写体の名前だけでは、広く撮るのか寄って撮るのかが伝わりません。

動きと音は文字で補う

カメラが動くなら矢印と「右へゆっくり」、被写体が動くなら「手がカップを置く」と記します。どちらが動くのかを区別すると撮影時の混乱を減らせます。

声や道具の音が必要な場面も書き添えます。カップを置く音が見せ場なら、その音を静かな環境で収録する準備が必要になります。

物語の順番と撮る順番を分ける

完成映像の順番で絵を並べ、その横に撮影順の番号を振ります。同じ机、同じ明かりで撮れるカットをまとめると、準備を繰り返す手間を減らせます。

ただし飲み物が減る、紙に文字が増えるなど元に戻しにくい動作に注意します。前後の状態を合わせる必要があれば、撮る順番を優先して組み直しましょう。

今日の練習:説明なしで読めるか確かめる

絵コンテを見ながら、必要な道具とカメラの位置を声に出して説明します。言えない場面には、情報が足りない可能性があります。

撮影後は実際のカットと照らし合わせ、「手元をもう少し広く撮ればよかった」など一言追記します。次回のコンテで使える、自分用の知識になります。