音楽を入れると映像の雰囲気は変わります。でも、話の内容が聞こえなくなったら逆効果。音は、役割の大切な順に整えると判断しやすくなります。
声だけで通して聞く
最初にBGMや効果音を消し、話す人やカットの切り替わりで音量が急変しないか確認します。小さい声に合わせて端末の音量を何度も変える必要がない状態を目指します。
すべての波形を同じ高さにするのが目的ではありません。強調や自然な抑揚を残しながら、内容を無理なく聞き取れるかを確かめます。
BGMは控えめな状態から足す
小さい音量から上げていき、声の聞き取りやすさがどう変わるかを比べます。歌詞や楽器の密度によって、同じ音量設定でも邪魔になり方が変わります。
曲の盛り上がる部分で急に声が埋もれないか、作品全体を通して確認してください。一つの数値を全作品に当てはめないことが大切です。
効果音と無音も調整する
操作音が声より大きく飛び出したり、カットの境目で音が急に切れたりしていないか聞きます。必要なら前後をなだらかにつなぎます。
すべての間を音楽で埋める必要はありません。道具の音を聞かせる場面や、説明を受け止める間は、音楽を減らした方が伝わることもあります。
今日の練習:二つの再生環境で比べる
書き出した動画をヘッドホンと端末のスピーカーで聞きます。どちらでも説明が聞き取れるか、効果音だけが飛び出していないかを確認してください。
修正は「全体を大きくする」前に、聞こえない箇所と邪魔している音を特定します。音楽を下げるだけで直る場合もあります。